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太陽光発電を導入するタイミングは新築時と後付けならどちらがおすすめ?

公開日:2022/02/15

太陽光発電設備を導入しようと考えた時、新築時に取り付けるのと、住宅完成後に取り付けるのと、どちらがよいのでしょうか?結論をいえば、どちらにも相応のメリット・デメリットがあります。今回は、新築時に太陽光発電を導入するメリット・デメリット、太陽光発電を後付けするメリット・デメリットについてまとめます。

新築時に太陽光発電を導入するメリット

新築時に太陽光発電を導入するメリットが4点あります。

1点目は、新築時なら太陽光パネルの設置や太陽光発電システムの利用を前提とした家の設計ができる点です。太陽光発電のパネルを設置することがわかっていれば、あらかじめ、設置に適した屋根の形や角度にすることが可能です。それにより、太陽光パネルが見た目を損ねることなく調和のとれた外観の家にできるでしょう。

2点目は太陽光発電設備を無理なく取り付けられるという点です。配電盤との接続や引き込み線などの配線も、新築時なら最初から設計に取り込めます。そのため、配線がむき出しになりにくく見栄えを美しくできます。

3点目はハウスメーカーの保証がつけられるということです。設計から施工まで、ハウスメーカーが請け負うことになるので発戦設備のトラブルや屋根の雨漏りなどが発生した時にメーカーに保証や対応をしてもらえる可能性が高いです。ただし、補償についてはハウスメーカーとの契約内容によって決められますので、事前の確認が必要です。

そして、4点目は太陽光発電設備の費用も住宅ローンとひとまとめにできるという点です。住宅ローンは減税の対象とされ、10年間にわたって税制面でのメリットを受けられます。つまり、新築時に太陽光発電設備を取り付けると、太陽光設備ごと住宅ローン減税の対象にできます。

新築時に太陽光発電を導入するデメリット

新築時に太陽光発電を導入するデメリットは3点あります。

1点目は初期費用が膨らむという点です。住宅価格に太陽光発電設備の費用が加わるので、どうしても初期費用が高くなってしまいます。

2点目は太陽光発電メーカーを自由に選べない可能性があるという点です。ハウスメーカーはそれぞれ、取引している太陽光発電事業者があります。

新築住宅の設備の一環として太陽光発電設備を導入している場合、太陽光発電事業者もハウスメーカーが決める可能性が高いです。任意の事業者を選ぶ場合、可能かどうかを含めてハウスメーカーと入念な打ち合わせが必要です。

3点目は固定資産税が高くなる可能性がある点です。新築時に太陽光発電を導入する場合、太陽光パネルの設置方法によって固定資産税が高くなるかが決まります。

架台で屋根に取り付ける場合は、屋根と太陽光設備は別物と考えられ、太陽光設備は固定資産税の対象としません。しかし、屋根一体型の太陽光発電システムの場合、住宅の一部とみなされ固定資産税の課税対象となります。

太陽光発電を後付けするメリット

太陽光発電を後付けするメリットは2点あります。

1点目は、固定資産税がかからないことです。太陽光発電設備を後から取り付けた場合、住宅と一体の資産とみなされません。

固定資産税は土地や建物にかけられる税ですが、太陽光パネルを架台にのせて屋根に設置した場合や屋根以外の場所に設置した場合は課税対象となりません。ただし、10kW以上の太陽光パネルは売電用の資産と見なされ課税対象となりますので要注意です。

2点目は時間をかけて検討できる点です。太陽光発電が本当に必要か、どの業者に施工を依頼するかなど太陽光発電を導入するとなればいろいろと検討材料が出てきます。新築時なら、太陽光発電以外の部分も考えなければなりませんが、後付けならゆっくりと時間をかけて検討することが可能です。

太陽光発電を後付けするデメリット

太陽光発電を後付けするデメリットは2点あります。

1点目は、住宅ローンに組み込めないため、金利が高くなりがちだという点です。ある銀行を例に取れば、変動金利なら年0.375%、全期間固定金利なら年1.08%と設定されています。

それに対し、リフォームローンなら年3.975%~4.15%、用途を問わない多目的ローンなら年5.875%~6.6%となります(いずれも、2021年11月段階)。住宅ローンに組み込むよりも、高い金利が設定されてしまうのはデメリットといえます。

2点目は設置に制約がかかる点です。屋根の形状によっては設置が困難、あるいは不可能である可能性があります。また、太陽光パネルの重量に屋根が耐えられなければ、そもそも、設置できません。

 

新築時に取り付けるメリットは、太陽光発電を前提とした家づくりができ、住宅ローンに組み込めること。デメリットは初期費用が高くなりがちなことや事業者を自由に選べない可能性があることと固定資産税が高くなる可能性があることです。

また、後付けするメリットは固定資産税がかからず、ゆっくり太陽光発電について検討できること。デメリットはローン利率が高くなりがちなことと設置に制約がかかることです。

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