家庭用太陽光発電・蓄電池をお探しの方に口コミでも評判のおすすめ業者を厳選してご紹介

売電はいつ終了する?卒FITのメリット・デメリットを解説!

公開日:2023/07/15


太陽光発電には「卒FIT問題」があります。卒FITは、必ず迎える太陽光発電のターニングポイントです。ただし、卒FITは売電をしたい人にとっては喜ばれていません。では、卒FITとは一体どんなものでしょうか。今回は、卒FITのメリット・デメリットについて詳しくご紹介するので、参考にしてください。

売電はいつ終了する?太陽光発電における卒FITとは

売電はいつ終了するのでしょうか。また太陽光発電における卒FITとはどんなものでしょうか。こちらで詳しく紹介します。

卒FITとは何か?

卒FITとは、固定価格買取制度の期間が満期が来て終了することをいいます。住宅用太陽光発電の固定価格買取期間は、10年間です。住宅用太陽光発電の卒FITは、FIT開始から必ず10年後に訪れます。卒FITの例をあげると次のとおりです。住宅用太陽光発電のFITが2009年に開始された場合、卒FITは10年後の2019年以降に訪れるということです。

FITとは何か?

FITとは、固定価格買取制度のことです。固定価格買取制度とは、再生可能エネルギーで発電した電気を、一定期間、固定した価格で電気会社が買い取ることを義務付けた国の制度のことになります。FITの対象になる再生エネルギーは、太陽光発電や風力発電、水力発電などがあります。

FITの今後はどうなるのか?

2019年8月5日、経済産業省からFITの今後が発表されました。経済産業省の考える案は、住宅用小規模太陽光発電は今の制度を維持する方法や産業用大規模太陽光発電は今後廃止するか、入札制度に移行する方法の2つです。ただし現段階ではまだはっきりとは決まっていません。

卒FITのメリット・デメリット

卒FITを迎えると、どんなメリット・デメリットがあるのでしょうか。こちらで詳しく紹介します。

メリット① 自家消費に切り替えることで高騰している電気代を抑えることができる

2023年現在は、電気代が高騰しています。売電するよりも、自家消費することがお得です。太陽光発電を自家消費に切り替え、自宅の電気代をまかなうことができれば、高騰している電気代を抑えることができます。

メリット➁ 売電先を自由に選べるようになる

FIT期間中の売電は、決められた電気会社のみにしか売電はできません。ところが卒FITを迎えると、FITの縛りがなくなります。そのため、売電先を自由に選べるようになります。

デメリット 大幅に安くしか売れなくなる

FIT期間中であれば、10年間はFIT開始時の価格で売電が可能です。そのため、高い価格で売電ができます。ところが卒FITになると、電力会社などによって異なりますが、7〜9円程度での売電になります。

卒FIT後の太陽光発電システムの活用方法

卒FIT後には、太陽光発電システムはどのように活用した方がよいのでしょうか。こちらでは、卒FIT後の太陽光発電システムの活用方法について詳しく紹介します。

できるだけ高い売電先に売電する

卒FIT後には、大幅に売電価格が下がります。そのためできるだけ高い売電先を見つけ、売電することをおすすめします。ただし2023年現在は、高い売電先でも7〜9円程度です。今後さらに売電価格が下がるかもしれないので、高いところを見つけたら、なるべく早く契約をした方がよいでしょう。

蓄電池を導入して、貯めて使う

卒FIT後には、売電してもわりが合いません。あまりにも売電価格が安くなるからです。そのため、売電はやめて、蓄電池を導入して、貯めて使い自家消費をすることをおすすめします。蓄電池を導入すれば、発電した電気は貯めておくことが可能です。

そうなると発電しない夕方から朝方にかけて、蓄電池に貯まっている電気を使えばよくなります。発電ができない時間を蓄電池で上手くカバーできれば、電気会社に電気代を払わなくて済みます。

自動継続をする

卒FITを迎え、オーナー様が何もしないでそのままにしていると、自動継続が選択され、契約がそのまま続きます。ただし買取価格は大幅に安くなります。メリットは、手続きをする必要がなく、手間がかからず安心感があることです。

卒FIT対策は早めに

FITには、必ず卒FITが来ます。基本的にFIT開始から10年後です。自動更新になっているので、何もしないとそのまま続きますが、売電価格は大幅に下がります。卒FIT後には、さまざまな選択肢をすることが可能です。できるだけ早めの卒FIT対策をすることをおすすめします。

まとめ

今回は、卒FITのメリット・デメリットについてご紹介しました。今回のポイントをまとめると、卒FITのメリットは自家消費に切り替えることで高騰している電気代を抑えることができること、売電先を自由に選べるようになることです。またデメリットは大幅に安くしか売れなくなることです。卒FITは、電気を高く売りたい方には残念なFITの期限といえます。ただし、卒FITになることで太陽光発電のオーナー様が選ぶ自由度は高くなることでしょう。ぜひ、卒FITのタイミングを上手に利用して、効率的に太陽光発電を利用することをおすすめします。

おすすめ関連記事

サイト内検索