家庭用太陽光発電・蓄電池をお探しの方に口コミでも評判のおすすめ業者を厳選してご紹介

ソーラーパネルにも寿命がある!?正しい運用法とメンテナンス方法

公開日:2019/11/15


高額な設置費用が必要になる太陽光パネル。パネル本体も100万円以上するので、そう簡単に故障してしまっては困りますよね。実際のところ、ソーラーパネルはどれくらいの耐用年数があり、寿命はどの程度なのでしょうか?こちらの記事では、ネルや周辺機器の寿命について解説しています。

さらに、ソーラーパネルをより長持ちさせるための運用法とメンテナンス方法についても紹介しています。これから自宅の屋根にパネル設置を考えている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

太陽光パネルの寿命と耐用年数

太陽光パネルの寿命を考える時には、耐用年数についてチェックしなければなりません。耐用年数とは、「ある物がどれくらいの年数耐えられるか」という指標のこと。

耐用年数にはメーカーが公開するものや法廷耐用年数という政府が目安として定めているものがあり、太陽光パネルの法定耐用年数は17年となっていますが、一般的にソーラーパネルは20〜30年程度の寿命があるとされています。

ただしパネルの実際の寿命についてはまだデータが少ないのが現実。なぜなら、パネルの設置が盛んになった年から現在まではまだそれほど時間が経っていないからです。

確実に言えることは、パネル自体の寿命は長くとも経年劣化により発電能力は徐々に衰えていく点です。寿命がきたパネルを使って発電を続けるよりも、新しいパネルに交換した方が利益は出やすい場合があるということです。

周辺機器の寿命と耐用年数

さて、太陽光パネルは20〜30年という長めな寿命を持っていることがわかりましたが、周辺機器の中にはもっと寿命が短いものも存在しています。代表的な例を挙げると、パワーコンディショナがあります。

パワーコンディショナとは、簡単に説明すると発電した電気を家庭用の規格へ変換する機械のことです。少し専門的な話をすると、パワーコンディショナは発電時には直流になっている電流を交流へと変換してくれています。そして、この機械はパネル本体と違って10〜15年程度の寿命となっています。つまり、パネルよりも先に劣化してしまうということ。

長きにわたり太陽光発電を続けていく場合は、およそ10年のサイクルでパワーコンディショナを交換する必要があります。交換費用は約20〜30万円となっていて、太陽光のランニングコストとして最も大きいものです。

長期的な計画を立てる際は、この交換費用も計画に組み入れなければなりません。

太陽光を長く続けていくには点検とメンテナンスが重要

さて、ここまでは太陽光パネルと周辺機器の寿命について紹介しました。パワーコンディショナの寿命が10〜15年というのは変えようのない事実ですから、交換費用を用意しておくことしか手はありません。

一方、パネル本体の場合は点検とメンテナンスを正しく行うことで、より長持ちさせることが可能です。具体的なメンテナンスの方法は、次の2つです。

・パネル表面の清掃

・細かい傷やパネル周辺のトラブルがないか点検

実は、屋根の上に設置した太陽光パネルを長持ちさせるためのメンテナンスはこれだけでOK。地面にパネルを設置する場合は雑草の処理などの問題がありますが、屋根に設置するのであればメンテナンスにそれほど手間はかかりません。

ただし、これら2つのメンテナンスはどちらも非常に重要です。屋根に設置しているパネルには鳥がフンを落とすかもしれませんし、台風の飛散物が当たってパネル本体や周辺機器・回線などが損傷してしまう恐れもあります。表面が汚れていては発電効率が落ちてしまうほか、ホットスポットという現象で火災に発展する危険があります。そして、周辺機器や回線のトラブルは漏電が起きて危険です。

このようなトラブルを回避するためにも、定期的な点検とメンテナンスは欠かせません。その際、くれぐれもDIYでメンテナンスをしないようにしましょう。なぜなら、屋根に登って行う清掃と点検は想像以上に危険だからです。バランスを崩して転落してしまっては、太陽光の利益どころではありません。

定期的な点検とメンテナンスを業者へ依頼した際、大きなトラブルがなければ1回2万円程度で済みます。点検は数年に1度で問題ないので、それほど大きな負担にはならないでしょう。

このような定期点検とメンテナンスを続けることでパネルは長持ちし、より多くの利益を生んでくれるようになるのです。

 

今回の記事ではソーラーパネルとその周辺機器の寿命について解説しました。パネル自体は20〜30年程度の寿命があるものの、周辺機器の1つであるパワーコンディショナの寿命は10〜15年程度と短め。パワーコンディショナについては寿命が来るたびに交換しなければならないので、運用資金の計画に入れておくことが大切です。

また、パネル本体は定期的な点検とメンテナンスを怠らなければ、とても長い間使い続けることが可能です。点検やメンテナンスにはそれほどお金がかからないので、怠らずに実施するようにしましょう。

おすすめ関連記事

サイト内検索