家庭用太陽光発電・蓄電池をお探しの方に口コミでも評判のおすすめ業者を厳選してご紹介

用途で決まる家庭用太陽光パネルの耐用年数

公開日:2019/12/15

家庭用太陽光発電システムには耐用年数がありますが、法定耐用年数が耐用年数ではありません。耐用年数が近づくにつれて太陽光パネルが劣化したりするので、予防することによって年数を延長することができます。17年という耐用年数がありますが、実際の年数を表したわけではなく法定な年数で定められた数字になります。

17年は一応の目安の年数になる

家庭用太陽光の法定耐用年数はあくまで目安になります。法定は太陽光発電システムといった減価償却資産として、使用することができる期間を法律で定めた年数のことです。

機械や設備といった減価償却資産における年数に関して、それぞれに応じて算出するのは難しいのであらかじめ定められている法定耐用年数に従って減価償却を行う仕組みです。そのため法定で定められた17年の数字は、必ずしも家庭用太陽光発電システムの実際の耐用年数を示したものではありません

実際の家庭用太陽光発電システムの年数について、十分なデータがまだ集まっておらず、正確な数字を提示することはできないです。太陽光発電システム自体の歴史がまだ浅く、余剰電力買取制度がスタートした2009年からまだ10年しか経っていないからです。そのため十分なデータ収集や統計などが行われていません。

一般的に太陽光発電の年数は20~30年というのが、現時点における一応の目安になっています。中には30年以上稼働し続けている発電システムがあったり、日々技術力が向上しているので現在の太陽光パネルなら、長期間の稼働を期待することができるでしょう。

定期的にメンテナンスを行ったり掃除などを行っていると、年数を延長することができます。家を購入する際に太陽光パネルを導入している家庭は増えていて、以前よりコストを抑えて設置することができるようになりました。

パネルなどの部品によって寿命が異なる

家庭用太陽光発電システムの寿命は17年と言われていますが、実際の年数とは違います。太陽光発電システムは太陽光パネルとパワーコンディショナーの部品で構成されていて、それぞれ寿命が異なります。

太陽光パネルの寿命に関して、一般的に20~30年です。但し、太陽光発電システムが本格的に普及した余剰電力買取制度がスタートしてから10年しか経っていないため、実際太陽光パネルの寿命はよく分かっておりません。まったくデータがないわけではなく、2009年以前からも20年以上も故障せずに稼働している家庭用太陽光発電もあります。

パワーコンディショナーの寿命に関して、太陽光パネルと比較すると短くなっていて10年程度です。これは一般的な家電機器とよく似た寿命になります。パワーコンディショナーの寿命は太陽光パネルよりも短いので、パワーコンディショナーだけ修理したり買い替えることによってメンテナンスすることもあるでしょう。

寿命が近づいた状態において太陽光パネルやパワーコンディショナーなどを使い続けていると、発電量の低下を招くかもしれません。太陽光パネルやパワーコンディショナーが寿命に近づいた時、何かしらのトラブルなどが発生することが多いので注意が必要です。定期的に業者に依頼してメンテナンスしてもらうことによって、太陽光システムのメリットを実感することができます。

定期的なメンテナンスを行なおう

寿命が近づくことで起こる配線の腐食や断線、太陽光パネルの層間はく離などがあげられます。パネル表面の変色や汚れ・変形といった劣化は、定期的なメンテナンスを行うことによって予防することが可能です。

寿命を延ばすにはいくつか方法があり、例えば劣化しにくい太陽光パネルを選ぶことをおすすめします。太陽光パネルの素材は多結晶シリコン型や単結晶シリコン型、CISやHIT(ヘテロ接合型)などがあります。経年劣化しにくいのがCIS太陽電池で、CIS太陽電池は3つの元素である銅やインジウム、セレンなどを組み合わせていて化合物半導体を利用し発電する電池です。

経年劣化しにくいパネルの順番について、CISの次にHIT(ヘテロ接合型)があり、次に多結晶シリコン型で単結晶シリコン型になります。尚、6年目以降の劣化率はこの順番の通りにはならず、定期的なメンテナンスを行うことによってそれぞれの素材の寿命を延長することができるでしょう。

耐用年数をアップするには適度なメンテナンスが重要で、自分で点検することもできますが定期的に業者に依頼することをおすすめします。定期点検を行う頻度について、4年毎のメンテナンスが良いでしょう。太陽光発電の設置業者によって有償や無償が異なってきます。太陽光パネルを設置する際に補修などに関して確認して契約することをおすすめします。

 

家庭用太陽光発電システムの耐用年数は法定耐用年数では17年ですが、実際の耐用年数とは違います。実際の年数は20~30年程度が目安になっていて、中にはそれ以上稼働しているケースもあります。劣化しにくいCIS素材などを設置すると寿命を延長することが可能です。定期的なメンテナンスを行うことによって、発電システムの寿命をアップすることができます。

おすすめ関連記事

サイト内検索
太陽光発電コラム