家庭用太陽光発電・蓄電池をお探しの方に口コミでも評判のおすすめ業者を厳選してご紹介

設置前に調べよう!私有地における日照時間と日陰になるエリア

公開日:2019/09/15

せっかく自宅の屋根に太陽光を導入するのであれば、少しでも多くの利益を生み出してほしいですよね。そこで気になるのは、太陽光に有利な地域とそうではない地域の違いです。

こちらの記事では太陽光の明暗を分ける日照時間や、発電量の大小が左右される要素について解説しています。

もし日照時間や日陰のことを考えずに太陽光を設置すると、後悔する結果になるかもしれません。太陽光の導入を検討している方は、ぜひ最後までご覧ください。

太陽光に適しているのは日照時間が長いエリア

一般的なイメージとして「晴れている日が多い地域は太陽光に適している」と感じる方も多いでしょう。確かに晴れている日が多いに越したことはないのですが、それ以上に重要な事項があります。

それは、日照時間です。日照時間とは1日のうち太陽が日陰を作らずに照らしている時間のこと。

ここで注意したいのは、日照時間は日の出から日の入りまでの時間を指しているわけではないポイントです。正しくは、日の出から日の入りまでの間に雲や高いビルなどに遮られることなく日が差し込んでいる長さのことを意味しています。

つまり、日照時間は同じ町でも場所によって全く異なるということです。例えば、高層ビルの北側に位置する建物の場合、高層ビルで日差しが遮られてしまう時間が長くなりがちです。

一方、遮るものがなければ太陽が照らす時間は長いので日照時間が長いという扱いになります。太陽光発電においては日照時間が非常に重要となる点を覚えておきましょう。

・日本で日照時間が長い場所はどこ?
日本において日が差す時間が長い場所の大半は太平洋の沿岸に位置しています。また、例外的に山梨県も日が差す時間が長いことで有名です。なぜ山梨県なのかというと、山に囲まれているという地理的環境により、雲ができにくいことが理由です。雲が少なければ日照時間は必然的に長くなるので、山梨県は太陽光に向いています

・「日射量」とはどう違うの?
日照時間と似ている言葉として、「日射量」というものがあります。その違いは、日照時間は日が差している時間のことを表している一方、日射量は光の強さを表している点にあります。太陽光発電においては日射量も発電量に関わってくるポイントですので、日照時間と同じく重要になってきます。

日照時間が短くても発電量は多いことがある

さて、先ほどは晴れの日の多さよりも日が差す時間の方が太陽光には大切だとお伝えしました。しかし、太陽光の発電量は必ずしも日照時間だけでは測れない点は難しいポイントです。

例えば、北海道の一部地域においては日照時間が短かったとしても、発電量は沖縄などの南国に勝る場合があります。北海道は積雪があるので、日照時間では負けていると考えて良いでしょう。それではなぜ沖縄よりも発電量が多くなることがあるのでしょうか?

それには、気温が関係しています。太陽光というのは、気温が高くなればなるほど発電量が減ってしまうという性質を持っています。一方、気温が低くなるぶんには全く問題がありません。つまり、日が差す時間が長い地域であっても気温が高くなりすぎる場合には、結果的に発電量が少なくなるという事態が起こりうるということです。

太陽光は設置前のシミュレーションが重要

先述したように、太陽光の発電量は単純な日照時間だけでは測れないものとなっています。だからこそ、設置前のシミュレーションが非常に重要なのです設置前のシミュレーションは、パネルを設置する業者であればほとんどが実施してくれるはずです。しかし注意したいのは経験やノウハウの乏しい業者の場合は、必ずしもシミュレーションが正確ではないポイントです。

太陽光発電は日照時間以外にも気温など様々な要因が絡み合って成り立つものです。ですから「複数の業者へシミュレーションをお願いしたら結果が全然違って驚いた」というケースもあるんです。

そのためシミュレーションからパネルの設置まで、経験が豊富にある業者へ任せることが大切です。施工実績が豊富であればそのぶん数多くの現場や例外的事例を経験しているため、住宅それぞれの環境を十分に考慮して正確なシミュレーションを提供してもらえます。もし太陽光の設置を検討しているのであれば、ぜひ施工事例が豊富な業者を利用しましょう。

 

今回の記事では、晴れている日の数よりも重要となる日照時間について詳しく解説しました。太陽光発電において晴れの日が多いことは重要ですが、それ以上に太陽の光が当たっている時間が長い方が重要なのです。

自宅のリアルな日照時間は、太陽光設置前に調査しておくことが失敗を防ぐポイントです。また、太陽光発電のシミュレーションは施工実績が豊富な業者の方が正確に算出してくれるので、設置する業者はぜひ経験豊富なところを選んでくださいね。

おすすめ関連記事

サイト内検索