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家庭用太陽光のランニングコストってどれくらい?利益は出るの?

公開日:2019/09/01

自宅用の電気をまかない、さらに余った電気で利益を出す家庭用太陽光。しかし、最近ではFIT価格も下がってきていることから、「あまり利益が出ない」と嘆く声も聞こえてきます。

こちらの記事では、家庭用太陽光を運用する上で必要になるランニングコストを総まとめし、「実際のところ利益は出るのか?」という疑問にお答えしています。

家庭用太陽光のランニングコスト一覧

まずは家庭用太陽光を運用する上で必要となるランニングコストの一覧を見ていきましょう。

・パワーコンディショナを交換するコスト
家庭用太陽光に必要となる最大のランニングコストが、パワーコンディショナを交換するコストです。太陽光パネル本体はとても長持ちするので、破損などよほどのことがない限り交換する事態にはならないでしょう。

しかし、周辺機器の1つであるパワーコンディショナには約10〜15年という寿命があり、これを超えてくると交換が必要になります。交換には20〜30万円程度が必要となり、大きな出費となってしまうことを覚えておかなければなりません。

ただし、あくまでこの金額は現在の相場です。太陽光に関連する技術は日々進歩を遂げているため、将来的にはより安く交換できる可能性もあります。

・パワーコンディショナには電気代が発生する
それほど大きな金額ではありませんが、先述したパワーコンディショナには電気代が発生します。電気代が発生するのはパネルによる発電がない夜間です。

日中は太陽光パネルで作られた電気で動いているのですが、夜になると別で電力供給が必要となります。

・定期的な点検やメンテナンスにかかる費用
太陽光パネルはホコリやススなどの汚れのほか、鳥のフンが付着するなどで発電効率が下がってしまいます。これは、汚れによって太陽の光が届きにくくなることが原因です。

さらに、落雷や台風による飛散物で回線や周辺機器にトラブルが発生することもあります。もし回線にトラブルが発生して漏電が起きると火災の原因にもなるので注意が必要です。

これらのトラブルに対処したり未然に防いだりするために、定期的な点検とメンテナンスをおすすめします。点検は1回2万円程度でできますので、それほど大きな出費にはならないでしょう。

・パネルが破損した時の修理費用
長持ちするといえど、やはり機械なので太陽光パネル本体も故障してしまう場合があります。基本的に太陽光パネルにはメーカー保証が付いているので、保証期間内なら無償で対応してもらえる場合がほとんどです。

しかし、保証期間が過ぎてしまった場合や対象外のトラブルであった場合には実費で修理する必要があります。

・所得税と固定資産税
太陽光で発電した電気を完全に自宅で消費するのであれば別ですが、ほとんどの方は余った電気を電力会社へ売ることになるでしょう。電気を売ることで得たお金は収入に該当するので、所得税を納める必要があります。

また、屋根一体型ではなく屋根置き型のパネルを選ぶ場合は固定資産税も発生してきます。なお、太陽光パネルを設置することで発生する固定資産税を経費にカウントできる点は覚えておきたいポイントです。

パネルの撤去には費用がかかる点も注意

「ほとんどメンテナンスがいらない」と言われている太陽光パネルですが、撤去する際にも費用が発生することを覚えておきましょう。屋根の上で行う取り外し作業は大変なので、想定以上の費用が発生することもあります。

撤去費用は現場の状況によっても違ってきますが、目安としては20〜30万円と考えておくといいでしょう。この金額には撤去にかかる人件費や屋根の修復代なども含まれています。

撤去時の費用のことも考えておかないと、採算を取れるかの計算が不正確になってしまいます。そのため、設置前に撤去費用についても考えておくことが大切です。

結局のところ家庭用太陽光は利益が出るの?

初期費用やランニングコスト、撤去費用のことを考えると、家庭用太陽光で利益は出るのでしょうか?結論から申し上げると、正しい計画を立てれば利益は出ます。

そのためには、初期費用でどの程度の設備を投資するかが重要となります。太陽光パネルは性能によって金額が大きく変わってくるからです。

発電効率は高ければ高いほど良いことは間違いないのですが、初期費用が膨大になりすぎて採算を取れないのでは意味がありません。初期費用と将来的な利益のバランスを十分に考慮し、きちんと計画を立てた上で導入することが大切です。

 

今回の記事では、家庭用太陽光で必要なランニングコストについて解説しました。自宅の屋根に太陽光を設置することで必要となるランニングコストは、以下の通りです。

・パワーコンディショナの交換
・点検やメンテナンスの費用
・税金

また、ランニングコストとは別で撤去費用が必要になることも覚えておきましょう。将来を見据えた収支計画を立てて、ぜひ家庭用太陽光で利益を上げてくださいね。

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