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家庭用太陽光の設置におすすめの場所と注意点

公開日:2021/05/15


家庭用太陽光発電を利用するときには、前提としてソーラーパネルの設置が必要です。ただ、むやみに設置しても最大限の効果を発揮できません。リスク管理を行いながら正しい場所に設置することで、初めて効率的に電力を生み出せるようになります。まずは、家庭用太陽光発電を安全に機能させられるように準備することから始めましょう。

ソーラーパネルの精度は製品で異なる

太陽光発電に利用されるソーラーパネルには、太陽光を集めるための工夫が施されています。太陽光を集める力は、製品によって大きく異なるのです。例えば、他の製品と比較して短時間で集光することができるものもあり、雲がかかっていたとしてもわずかな光を集めて電力にできるものもあります。

また、耐久性に関しても違いは存在します。一般的なソーラーパネルは、数十年という耐久性を持っています。ゴルフボール大の雹が空から降ってきたとしても耐えられるだけの強度を持っているものもあるため、ソーラーパネルは広い屋外に設置しておけば間違いないでしょう。

しかし、製品ごとに性能は異なるとはいっても、発電量が日照時間や日射量に左右される点はどの製品にも共通しています。どれだけ高性能なものであっても雨の影響は避けられず、外気にさらされ続けるような環境だと風化します。

地域の特性を理解してソーラーパネルを設置しておかないと、耐久性の違いはあるものの劣化が始まってしまいます。結局、十分な発電量をキープするためには日照時間や日射量、そして影の影響や地域の風土も念頭に置いて設置を考えなくてはいけません。特に、家庭用太陽光発電は企業のものと比較しても置ける場所が限られています。この点を理解して、最善の製品を購入して設置場所を考えなくてはいけません。

必ず太陽の位置関係を調べておこう

ソーラーパネルの設置は、常に太陽の位置関係を意識しておかなくてはいけません。例えば、東から太陽光が差し込んでいるのに、西の方にソーラーパネルの表面を向けてしまうと全く意味が無くなってしまいます。太陽の高度は季節によって変化し、日本国内のどの地域に住んでいるかによっても違います。理想的な環境はソーラーパネルの設置場所を、季節ごとに変化させられることです。

しかし、あまり現実的な案ではありません。そのため、一般的なソーラーパネルの設置方法は日照時間や日射量の関係を考慮して真南がベターであるとされています。家庭用太陽光の場合は、企業が利用しているような大規模なソーラーパネルを利用しているわけではありません。そのため、真南方向に設置することを考えても周囲に大きな建物が存在しないか必ず見ておく必要があります。

真南に向ける場合は、太陽光を防ぐ建物やビルが存在しないかチェックしておくことが大切です。また、ソーラーパネルの角度に関しては30度が理想的だとされています。一般的には、ソーラーパネルの角度は専門の業者が30度前後の最適な角度に設定してくれます。しかし、まれに周囲の環境を考慮してその角度に設定できないこともあるため、この場合は業者と相談して本当にその角度で問題ないかをチェックしましょう。

なるべく広い場所を選択することが重要

家庭用太陽光発電に限らず、一般的なソーラーパネルには1つ大きな誤解が存在します。それは「暖かい地域に設置すれば発電の効率が上昇する」と考えられている点です。これは、ソーラーパネルの特性を考えると正確な情報だとはいえません。実際にデータをみてみると、北海道の発電効率は非常によいことがわかっています。

北海道は、日本国内の中でも日照時間が短く寒い地域に分類される場所ですが、実は太陽光発電を利用するためにはうってつけの地域なのです。これは、ソーラーパネルが暖かい地域に設置されることによって熱を受けすぎてしまい、エネルギー効率が悪くなってしまうことに原因があると考えられています。

例えば、北海道では冬場になると積雪量が増加することになるため発電量は減少します。しかし、これは北海道に限ったことではなくソーラーパネルの性質がそのようになっているからです。雨や雪の影響を受けるのは全地域で当てはまることなので、寒い地域に限定されていることではありません。

現実的にも、夏場だと北海道であっても発電効率は悪くない状態です。つまり、家庭用太陽光発電を効率的に利用したい場合は、単純に暖かい地域に設置するのではなく、太陽光を効率的に集光できる広い場所に設置すればよいことがわかります。北海道のように土地が広く、太陽光をさえぎらない広い場所に設置することが重要なポイントです。

 

家庭用太陽光における発電量は、どれだけ効率的に太陽光を集めることができるかにかかっています。場所を考えるときも、単純に暖かい地域や屋根の上に置くのではなく、太陽の位置関係や周囲の遮蔽物も確認しなくてはいけません。そうすることで、発電力を向上させられるようになります。

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