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太陽光発電に将来性はあるのか?太陽光の未来を徹底解明!

公開日:2019/09/01

ソーラーエネルギーの分野では、2019年問題が話題となっています。「買取価格が下がる」「買取自体もなくなってしまうの?」など世間では様々な不安の声が飛び交っていますが、実際のところどうなのでしょうか。

こちらの記事では、ソーラーエネルギーの未来を徹底的に解明すべく、初心者にもわかりやすいように情報をまとめています。

売電単価の低下は避けられない事実

家庭用太陽光を検討している方の中には、「2019年問題」という言葉を耳にしたことのある方もいらっしゃるかもしれません。これには、2009年から政府が導入したFIT制度(通称:FIT)が関係しています。

FIT制度とは、簡単に説明すると国が10年間の買取価格を保証してくれる制度のことです。例えば、1kWにつき20円の時に太陽光発電を開始すると、その後10年間はその単価での買取が保証されます。この制度は10年間と期間が限定されているので、10年が経過した後には売電単価が下がってしまうでしょう。

近年ではテクノロジーの進歩に伴いソーラーパネルの導入コストも下がっているので、売電価格もどんどん低くなっています。だからこそ、10年経過後に電気を売る価格が下がってしまうことは、もはや避けられない事実なのです。そのためFITが終了する方は、その後の対策を考えなければなりません

ちなみに2019年問題という言葉だけが広まり、「2019年でソーラーパネルで作る電気の買取が完全になくなってしまう」と誤解している方もいますが、そうではありませんのでご注意を。例えば、2013年からソーラーパネルを導入している家庭の場合は2023年まで買取価格が保証されています。

・将来的には入札制度へ変わる?
太陽光で発電した電気はこれまで、1kWあたりの単価が決まっている固定価格での買取が実施されていました。しかし、将来的には固定価格での買取自体がなくなってしまう可能性もあります。

その場合でも電力の買取が完全に終了するわけではなく、入札制度により価格が決まる仕組みとなるでしょう。現在ではすでに、2,000kW以上の発電においては入札制度による買取が実施されています。

再生可能エネルギーとしては十分な将来性がある

ソーラーエネルギーの買取価格はどんどん低下して収益性は確保しにくくなってきた現状があります。しかし、家庭用太陽光の将来性がなくなってしまうわけではありません。周知の通り石油・石炭など化石燃料による発電には限界があり、世界では再生可能エネルギーの開発が急務です。

だからこそ、太陽がある限り枯渇することのないソーラーエネルギーには将来性があるのです。日本の家庭におけるソーラーエネルギー普及率は、世界の先進国と比べるとまだ低め。ですから、今後はより導入しやすい環境が整えられていくと予想されます。

つまり、結論として今から家庭用太陽光を導入しても全く遅くはありません。家庭用太陽光を検討中の方は、この点を覚えておくと安心しやすいですね。

FITの終了以降の電気の使い道

それでは最後に、FITが終わってから自宅の太陽光で発電した電気をどのように使っていけばいいのかを紹介します。

・大手電力会社で売電を続ける
現在自宅にソーラーパネルのある方の多くは、東京電力や中部電力など大手電力会社へ電気を売っていることでしょう。FITが終わってからも、大手への売電ができなくなるわけではありません。

なお、家庭用太陽光の将来性を左右する可能性のある動きが出ています。それは、ブロックチェーン技術を用いて消費者同士が直接電気を売買できる仕組みです。もちろん現段階で整っている仕組みではありませんが、大手の中にはこの仕組みを確立しようと動いているところもあります。

ブロックチェーン技術は仮想通貨の取引に用いられている技術であり、それと似たような取引方法になることが予想されています。

・新電力会社へ売る
家庭で使用する電力の購入を新電力会社に切り替えている方もいらっしゃるでしょう。その中には、FIT終了後の電気の購入を発表しているところもあります。

例えば、知名度の高いLooopでんきは、FITが終了した一般家庭で発電された余剰電力の買取を公表しています。そのほか、「電気の地産地消」を目指して地方の新電力会社が家庭用太陽光で発電した余剰電力の買取を公表しているところもあります。このように、余剰電力を販売できる会社が増えてくれば、より家庭用太陽光の将来性は拓けてくるのです。

・電気を売らずに自宅で消費
FITが終了してからの対策として、電気を売るよりも自宅での消費に重点を置くという選択肢があります。FIT終了後の売電単価は10〜11円程度になると予想されていて、普通に電気を買うよりははるかに安い金額となっています。

つまり、簡単に言えば電力会社から電気を買うより、自宅の太陽光パネルで発電した方が電気代が安くなるということ。太陽光パネルと併せて蓄電池を設置すれば夜にも電気を使えるようになるため、よりメリットは大きくなるのです。

 

今回は、家庭用太陽光の将来性について解説しました。売電価格がどんどん下がっているので、家庭用太陽光の収益性が低くなっているのは紛れもない事実です。しかし、太陽光は再生可能エネルギーとして将来性があるため、これからも需要が尽きることはないでしょう。

また、FITが終了してからの電気を売る金額は、普通に電気を買うよりはるかに安いです。そのため、自宅で消費するために太陽光を導入するという考え方もあるのです。

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