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その保険と補償で大丈夫?知っておきたい保険の種類

公開日:2019/10/15


自宅の屋根に太陽光を設置しようと考えているそこのあなた。保険や補償の備えはバッチリですか?パネルにはメーカー保証が付いていますが、それだけで安心してはいけません。実は、太陽光を設置することにはメーカー保証では備えられないリスクも存在しているんです。

こちらの記事では、屋根に太陽光を設置する場合に加入しておきたい保険について詳しく解説しています。万が一のリスクにも備えるために、ぜひ参考にしてみてくださいね。

パネル自体には10年程度のメーカー保証が付いている

そもそも太陽光パネルには、10年程度のメーカー保証が備わっているのが一般的です。そしてメーカー保証の内容は、主に製品保証と出力保証となります。製品保証とは、普通に使っているのに機械にトラブルが発生した際に補償を受けられるというものです。そして、出力保証はパネルが発電する性能について定められた期間内で保証を行うものです。例えば、ある期間から突然太陽光の発電量が激減した場合、その事実を証明することでメーカーがトラブルに対応してくれます。

・設置業者によっては独自の保証を用意しているところも
こちらはどの業者で太陽光を設置するかによっても変わってきますが、業者ごとに独自の保証を用意しているケースがあります。例えば「5年以内であれば無償で点検を行う」などのアフターサービスが付属していることも。

・メーカー保証は正しく設置しないと受けられない
太陽光のメーカー保証について考える際に注意したいのは、正しい方法で設置されなかった場合には保証が適用されないことがある点です。具体的に言えば、勝手にパネルを改造したりメーカー指定のものと異なる部品を使用したりすると、メーカー保証の対象外となってしまいます。

これを防ぐためには、各メーカーの製品を正しく取り付けられる技術者がいる設置業者を選ぶことが大切です。各メーカーは自社商品の設置方法について講習を行っていて、講習を受けた業者に対して施工IDを付与しています。つまり、設置したいメーカーの施工IDを持っている業者を選ぶことで保証を受けられなくなる心配はないということです。

台風などの災害で発生した損害の補償はない

さて、先ほど紹介したメーカー保証についてですが、気をつけておくべきなのは外的要因で発生した損害に対する補償は備わっていないポイントです。例えるのであれば、車を製造している自動車メーカーが交通事故に対して補償をしないのと同じことですね。太陽光においては屋根に設置した太陽光パネルが台風や強風で飛ばされてしまった場合などで、メーカーは保証を行ってくれません。

そもそも、住宅の屋根に取り付けるパネルはJIS規格をもとにして秒速60mの風にも耐えられる仕組みとなっています。秒速60mの風は数十年に1度あるかないかというレアなケースなので、それ以外の風で飛んでしまったのであればまず設置業者の不備が疑われます。設置業者の不備についてはメーカーには落ち度がないので、何らかの対応は期待できません。

・万一のリスクに備えるためには火災保険か動産総合保険を
メーカー保証で外的要因によるトラブルの補償が行われないのであれば、万一のリスクに備える意味でも自分自身で何らかの保険に加入しておく必要があります。住宅の屋根に設置したパネルにおいて加入すべき保険は、以下の2種類のどちらかです。

① 火災保険
② 動産総合保険

火災保険は誰しもが耳馴染みのある保険ですね。住宅の火災はもちろん、水害や雪害など様々な災害に対して補償が行われる保険です。例えば、台風によりパネルが破損した時などにも補償が行われます。

動産総合保険は事業用の設備や備品そのほか個人所有のカメラや楽器などの動産が対象の保険。注意したいのは、屋根に設置されたパネルの状態によって加入できる保険が変わってくる点です。屋根に完全に固定されて動かせないものには動産総合保険はかけられません。

一方、移動が簡単で着脱可能になっているものであれば動産総合保険でもOKです。屋根に頑丈に固定する場合は、まず火災保険の方だと考えておくといいでしょう。ちなみに、家庭用ではなく投資用太陽光だと動産総合保険をかけられるケースも多いです。

他人へ損害を及ぼすリスクに備えるには賠償責任保険

屋根にパネルを設置する場合、台風でパネルが飛ばされてしまった時には他人や他人の所有物に損害を及ぼしてしまうことがあります。そんなリスクに備えるためには、賠償責任保険という保険に加入しておく必要があります。賠償責任保険は火災保険の特約で契約できるため、一切加入していない方は火災保険とあわせて加入しておくのがおすすめです。

 

今回の記事では、自宅の屋根に太陽光を設置する場合に加入しておきたい保険について紹介しました。パネルにはメーカー保証が備わっていますが、それはメーカーの不備によるトラブルを補償するものです。

万が一台風などでパネルが飛散してしまった場合、メーカー保証ではなんの補償も受けられません。だからこそ火災保険などでリスクに備えておく必要があるのです。

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