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十分な土地はある?家庭用太陽光に必要な設置面積

公開日:2020/02/15

家庭用太陽光は、節電や売電収入を目的に導入する人が多くいますが、何の知識もなく購入すると失敗してしまう可能性があります。特に家庭用の場合は、限られた土地に太陽光パネルを設置しなければならないことになるため、十分な面積が確保できるかどうかを考えましょう。今回は家庭用太陽光に必要な設置面積について紹介します。

太陽光発電とはそもそも何なのか

太陽光発電というのは、太陽電池を数十枚組み合わせたソーラーパネル(太陽光モジュール)によって発電するものであり、設置する際は必要なパネルを置くことができるだけの面積を確保する必要があります。家庭用太陽光の場合は住宅の屋根に設置されていることが多いですし、最近はそうした住宅を見かけることも多くなっていると言えるでしょう。

一方で、空き地などを利用した太陽光発電というものもあり、住宅よりも多くのソーラーパネルが並んでいる光景をよく見かけます。設置する場所が住宅の屋根であれ空き地であれ、どちらも太陽光発電には変わりないのですが、実は家庭用と産業用には明確な区分があるのです。

それは発電出力による区分であり、家庭用は10kW未満で産業用は10kW以上となっています。一般的には住宅の屋根に設置してあるものが家庭用太陽光だというイメージがあるかもしれませんが、この区分は設置する場所ではなく、あくまでも出力の大きさによってなされているものなのです。

またこの区分は、固定価格買取制度による買取価格や期間を決めるものでもあり、例えば買取価格に関しては家庭用のほうが産業用より高くなるという違いがあります。

以上のことから家庭用太陽光を考える際は、出力が10kW未満というケースを考える必要がありますし、ソーラーパネルに必要な設置面積もこの出力の大きさから割り出す必要があるのです。

必要な設置面積のシミュレーション

家庭用太陽光は、先ほど紹介したように出力が10kW未満と定義されており、多くの場合4kW~6kW程度の出力を採用している家庭が多いと言われています。そのためここでは、平均的な出力である5kWのソーラーパネルの設置に必要な面積について考えてみましょう。

家庭用に販売されているソーラーパネルに関しては、大きさが1.2平米程度のものが主流で、パネル1枚あたりの出力は200W程度のものが多いと言えます。仮に出力5kWの場合だと、25枚のパネルが必要となるため、1枚あたりの面積をこれに乗じると「30平米」の面積が必要になるということが計算できます。この30平米は、土地の面積に用いられる坪に直すと9坪程度であり、畳の枚数にすると18畳程度になると言えるでしょう。

さらに18畳というのは、6畳間の部屋を3つ繋げた広さに相当します。ちなみにこの条件だと、1kWあたりに必要なソーラーパネルの面積は6平米で、畳の枚数にすると3.6畳になります。希望する出力の数に、この1kWあたりに必要な面積を乗じれば、全体の広さを割り出すことが可能です。

ただしこの計算結果は、一般的に普及している平均的なパネルを仮定して導き出したものなので、あくまでも目安にすぎません。実際にはソーラーパネル1枚あたりの大きさや出力によって、必要な設置面積も変わってくるため、正確な計算をする場合はそれらの数値を計算式に当てはめる必要があります。

十分な面積を確保できるかどうかを考慮することが重要

家庭用太陽光のソーラーパネルの設置に必要な面積の目安や計算方法は上記の通りですが、出力を多くしたい場合や家屋があまり大きくない場合は、設置面積が足りなくなることもあるでしょう。出力を多くするとそれだけパネルの設置面積も大きくなりますし、家屋が小さいと平均的な出力の場合でも十分な広さが確保できない場合があるからです。

家屋や敷地が十分に広い場合はこうしたことをあまり気にする必要はないのですが、限られたスペースに設置しようとする場合は、設置場所や出力を考慮する必要が出てきます。

例えば家屋が小さい場合であれば、出力そのものを減らすことで設置面積を少なくするという対策をとることができるでしょう。しかし一方で、性能のよいソーラーパネルを選ぶことで面積をコンパクトにするという方法もあります。パネル1枚あたりの出力は200Wが平均的ですが、これを250Wという性能の良いものに変えれば、面積を20%減らすことができるのです。

あるいは、屋根だけで足りない場合はカーポートなどにも設置するといった方法もあると言えますし、発電効率の良い南側の屋根だけでなく東側や西側にも設置するといった方法もとれます。

いずれにしても家庭用太陽光では、家屋や敷地内にソーラーパネルの十分な設置面積が確保できるかどうかを検討する必要がありますし、その上でパネルを選ぶことが重要だと言えます。

 

家庭用太陽光は、出力が10kW未満のものであり、その出力などによってソーラーパネルの設置面積を割り出すことができます。目安としては、5kWであれば30平米程度の面積が必要になり、事前に家屋や敷地内に十分な面積を確保できるかどうかを検討することが必要になります。

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